ヘルパー研修「防災について」 開催報告

STEPえどがわでは、月に1回ヘルパー向けの社内研修を開催しています。
7月13日(金)のヘルパー研修では防災をテーマに行われました。

前半はSTEPの防災担当である市川から、3.11の震災時に実際に利用者さんにどのような被害があったか、STEPの中でどのような動きをしたかを振り返りながら、その後どのような対策を考えているかの話がありました。

そして後半では、実際に介助中に災害が起こってしまった時を想定して、ヘルパー自身と利用者さんにどのような問題が生じるかを話し合い、それぞれの対応策を考えました。

また、電気や水道が止まってトイレが使えなくなった場合に使える特殊なタブレット(ほっ!トイレタブレット)の紹介がありました。この「ほっ!トイレタブレット」は、尿を固めて砂に変え、便をコーティングして消臭効果があるものです。

・・・が、サンプルの液体を使って実演してみると、なぜか液体のままで消臭効果もありません。。。なんと、サンプルで作った液体には「お酢」を入れていたのですが、お酢の成分が邪魔をしていたようでしたΣ( ̄□ ̄;)ガーン
おかげで部屋中がお酢のツーンとした臭いで充満するというハプニングもありつつ、普通のお水でやり直したら、きちんと固まりました。みなさん、くれぐれもお酢の処理には使わないでくださいね!(苦笑)

その後、障害当事者スタッフも実践に加わり、おんぶ紐を使って座っている人を背負う方法や、毛布を担架代わりにして人を運ぶ方法、担がなくても階段を下りられる椅子(昇降機)の使い方を学びました。

参加した人の中には初めて体験した方や久々に思い出したという方もおり、災害対策を考えるきっかけになったようでした。

STEPえどがわでは今後も継続して防災活動に取り組んで参ります。