介助のお仕事Q&A

Q.具体的にどのようなことをするのですか?
A.地域で暮らす障害者の生活(在宅・外出)をお手伝いする仕事です。
自分の日常生活を思い浮かべていただき、その全てが介助になる可能性があると思ってください。人によって介助の必要なところや、やり方は様々ですが、あなたと同じ様なごく普通の日常生活をおくっています。

Q.資格がなくても平気なんですか?
A.STEPの介助者はほとんどの方が無資格・未経験者でした。
ヘルパー資格等をお持ちでない方はSTEPえどがわにて「重度訪問介護従業者講習」(最短3日)を受講するか、介護系の資格を取ってからのお仕事になりますが、介助の仕事に資格の有無はあまり関係ありません。「やってみよう」という気持ちがあれば大丈夫です!

Q.全く経験がないので出来るかどうか不安ですが・・・
A.一人で自信を持って出来るようになるまで研修がつくので大丈夫です!
障害者の介助は高齢者介護に比べて介助のやり方が多岐に渡っています。ですから経験があっても、その人にあったやり方を習得するまでは必ず研修が付きます。

Q.「在宅介護の仕事は、仕事のわりにお金にならない・・」と聞きますが・・・
A.高齢者介護(介護保険)と障害者介助(自立支援法)は制度が違います。
介護保険の在宅介護は30分~長くても2時間で次々と違う人の所へ行かなければならないため、移動時間ばかりで実労働時間が少なく、例えば時給1500円で拘束時間が8時間でも実労働時間が5時間だとすると1500円×5時間÷8時間で実質の時給が937.5円となってしまいますが、自立支援法の在宅の場合、一つのシフトが比較的長く移動が少ないので、可能な勤務時間内無駄なく働けます。

Q.時給設定はどうなっているの?各種手当ってどんなものがあるの?
A.時間帯によって金額が変わります。
主なものとして通勤手当・勤続年数手当・月労働時間数手当があります。
交通費は全額支給です。たとえ月に1日しか仕事が出来なくても、勤続年数に応じて時給がUPします。また、1ヶ月に働く時間数の多い方には時間数に応じて手当が付きます(詳細はヘルパー給与体系表をご覧下さい)。

Q.「ほんの少しの時間」ってどれくらいからOKなんですか?
A.介助は最短30分からあります。例え週1日でもOKです
例え30分でもその人にとっては貴重な時間で、そこに来る介助者がいなければ生活が成り立たなくなってしまいます。一人の方に数名の介助者が交代でかかわりますので、例えほんの少しの時間でも確実にかかわっていただけるのであればOKです。

Q.この仕事の魅力ってなんですか?
A.一言では言い尽くせません。人によって様々だと思いますが・・・
今までの自分の経験が、様々なところで活かせる仕事だと思います。
例えば、主婦として家族のためにしてきた事がそのまま仕事として通用します。逆に日頃家事をあまりしない学生さんや男性にとっては、仕事で家事を経験する機会を得てそれがそのまま自分の経験として身につきます。
他人の生活の一部となることで、その人の喜びも悲しみも分かち合う事ができます。
何かの目標が達成できた時には、その一部を担った一人として喜びもひとしおです。
そもそも、まだ今の日本は障害を持つ人々が普通に暮らせるほど会社環境が整っていません。ですから普通に生活が送れる事自体、日々目標達成なのですが。
そしてこの江戸川区・瑞江地区が障害者に優しい街に少しずつ変わっている事を感じられた時、まさに自分の小さな力の大きな影響力に喜びを感じます。
それから対人間の仕事ですから、毎日が単調ではありません。同じ事をしていてもお互いの感情が違えば同じ言葉でも受け止め方が違い、反応も違います。他人と向き合う事で実は自分と向き合わなければなりません。その事でコミュニケーション能力を高める事ができたり、自分の心の成長を実感できたりします。
また、相手の言葉に励まされたり、癒されたり、元気をもらったりすることも。
「他人のために」と思って始めた仕事が実はとても自分のためになっているのです。
他にも人それぞれに感じる魅力は違います。でも、必ずあなたなりの魅力がある仕事だと思います。