家電製品、何年使っていますか?

関口 悟

 実は今書きかけの原稿があるが、あまりに難解になりすぎて「セッキーコラム」には向いていない気もしているので、気分転換も兼ねて身辺雑記を書いてみる。

 これを読んでいる皆さんの間で、家電製品はどのくらいの期間使い続けているのだろうか。実は江戸川区から日常生活用具として温水洗浄便座が支給されることになり、昨日(5/25)、知人が見積書を持ってうちに来た。

ネットの価格比較サイトで、その商品のクチコミを調べたら「この会社の製品は買って10年経つと勝手に点検ランプが付く。それはけしからん」という投稿があり、かつて27年間、大手電機メーカーに勤めていた自分としては納得がいかなかった。

意外に知られていないが、家電製品には「製品標準使用期間」がある。分かりやすく言えば「製品の設計上の寿命」である。

特に、扇風機・換気扇・エアコン・ブラウン管テレビ・洗濯機(二槽式、全自動ともに)は、2009(平成21)年の「消費生活用製品安全法」改定で、製造年・製品標準使用期間・経年劣化についての注意喚起の記載が義務づけられている。

上に挙げた必要事項の記載が義務づけられている商品以外でも「製品標準使用期間」は概ね10年未満が殆どで、商品によっては6年という場合もある。メーカーの製造中止後の補修用性能部品保有期間もそれに沿ったものになっている。補修用性能部品の保有にもコストがかかるからだ。

消費者の実感として、製品標準使用期間の設定年数はあまりに短すぎる気もするが、安全性確保と部品保有コストの兼ね合いもある。特に使用上問題がなくても、製品標準使用期間を過ぎても、その商品を使い続けたい場合は、メーカーの有償点検を受けて使う必要がある。

製品寿命以外にも、商品欠陥による事故や緊急修理、製品回収が後を絶たない。メーカーからの製品回収等の通知を確実に受け取るためにも、家電製品の購入時には、メーカーへの購入品のユーザー登録をお勧めする。今はネットで登録できる商品が大部分で、ネットが使えなくても添付の登録ハガキで登録できる。